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ご挨拶

千葉県歯科医師会
会長 高原 正明

歯科界におけるco-dental staff である歯科衛生士不足、歯科技工士不足問題は長年の課題であるにも関わらず、全く解決出来ていないに等しい。
とりわけ、歯科技工士不足は、1.実働技工士の高齢化 2.職業的魅力のイメージ欠如による歯科技工士を目指す若者の減少 3.せっかく歯科技工士資格を取得しても早期離職者が多い等による。
その原因は、1.自分の作成した技工物がどのように患者さんの口腔内に装着され機能しているのかフォロー出来ず、歯科医療従事者として社会貢献できているのかという実感が持てない事、2.長時間労働、衛生状態の悪い職場環境下での労働、3.労働対価に見合わない賃金と言われている。
私達千葉県歯科医師会は、この難問に対し少しでも解決の糸口になればとの思いから、とりわけ、比較的若い歯科技工士さんの歯科診療所における臨床現場での卒後研修的要素や新しい技術の紹介、そしてこれから歯科技工士を目指す若者に歯科技工士のprofessional としての魅力を紹介する意味合いを含めた、歯科技工士の未来像についても考える機会としたく、本事業を行う事とした。
しかしながらこの問題は我々歯科医師だけでは到底解決できる問題ではなく、歯科技工士会はもとより、歯科技工士養成校、歯科大学、医療行政機関の皆さんとともに未来の歯科界を考えていく機会としたい。

前厚生労働省歯科保健課長
田口 円裕様

「歯科技工士の人材確保事業の実施にあたって」
 国では、令和2年度より、卒後早期に臨床に即した研修を実施することにより歯科技工士の離職の防止及び資質向上を図ることを目的に、歯科技工士の人材確保対策事業を実施しています。具体的には、新人歯科技工士等が離職防止に資するような技術修練について、研修プログラムを策定し、施設・機材を整備するとともに、臨床に密接した歯科技工士実地研修を実施することです。これまでにも歯科衛生士の離職防止・復職支援について同様の事業が実施されていますが、いずれも大学等の教育機関での実施であり、歯科医師会が主体となっての事業実施は、初めての試みだと思います。骨太の方針でも、歯科専門職種間の連携や歯科衛生士・歯科技工士の人材確保が明記される中、本事業への期待は、非常に大きなものです。千葉県歯科医師会が主体となり、関係機関や関係施設との連携のもと、歯科技工士を取 り巻く様々な課題に対する解決の糸口を提示していただけることを期待しています。

一般社団法人千葉県歯科技工士会
会長 内山 昌夫

この度、令和3年度歯科技工士人材確保対策事業について、一般社団法人千葉県歯科医師会が厚生労働省において、応募団体として評価され選定されました。これは、先生方のご尽力の賜と感謝いたしております。歯科技工士は、昭和30年8月16日に歯科技工法として制定され、現在に至るまでに幾つかの法令整備が行われ、それに即して歯科技工業務を行なって来ています。しかし、就業する歯科技工士の年齢層は50歳以上が大半を占めているのが実状です。今後、若い歯科技工士を継続的に確保する為には、歯科技工という仕事が如何に社会から必要とされている職業かを、今回の事業を通じて若い世代の方々に理解して頂ける事を望みます。そしてデジタル技工が進み、私達の考えていた歯科技工士のイメージが変化し、未来型の技工士像を描く為にも、各種事業を通じて技術修練の研修を受講することにより、歯科技工の魅力とやりがいを見出して頂ければ幸いです。 さらにデジタル化が進み、そこに法律の整備が伴う事により、子育て世代の歯科技工士がテレワークを活用して仕事を行う事が可能になることを期待しています。働き方改革を進め、人材確保対策事業として前進する事が重要と思います。この事業が、千葉県歯科医師会から全国に波及されます様に願いまして、ご挨拶とさせて頂きます。